F1.2という解放値。カメラに少し詳しくなった方ならこの数値だけで心躍るのではないでしょうか。今回はCanonの58mmF1.2のオールドレンズを手に入れましたので写真と共に実写レビューをしていきたいと思います。
オールドレンズ Canon 58mm F1.2 FDマウント
今回使用するレンズがこちら。
レンズにクモリやカビもなく、非常に良い状態のレンズを手に入れることができました。
まずはレンズの明るさを示すF値が1.2ということで、壮大なボケ身を演出することができるため、様々な写真表現が可能となります。
最新のレンズでF値1.2のレンズを揃えようとすると下記の通り、かなり高額なレンズとなります。
初心者でも挑戦できるF1.2オールドレンズの魅力
カメラを趣味程度に楽しむ人にとってはたとえ魅力的なレンズがあっても高価な故になかなか手が出せない方が多いのではないでしょうか。私もそんな一人でした。泣
そんなやきもきした気持ちをオールドレンズは解消してくれます。今回私が手に入れたレンズの価格は3万円程度。最新のレンズとの比較をすること自体がナンセンスですが、1/4程度の出費でF1.2の世界を体験することができます。
壮大なボケで幻想的な写真に
早速このレンズで撮影をしてみることに。
まずは絞りを最大まで解放して撮影。ピント合わせが本当にシビアで、少しでもずれると狙ったポイントがすぐにボヤけます。

庭の木につぼみが咲いていたので、撮影。すぐ手前、奥は一瞬にしてボケています。さすがF1.2・・・写真の出来としては減点が多いかもしれませんが、幻想的な写真になります。

こちらは絞りをF1.8まで絞りました。赤く燃える炭の様子がはっきりと映っています。解放時よりも少しシャープな印象です。

解放で地面の一部にピントを合わせてみました。
手前・奥ですぐにボケるように見えて、なんだかジオラマを撮影しているようです。

ふつうに公園で遊んでいる子供のワンシーンですが、壮大なボケの影響で異世界にいるような不思議な写真になりました。
ミラーレスカメラさえあればOK気軽に楽しめるのがオールドレンズの嬉しいポイント
オールドレンズはレンズ交換が可能なミラーレスカメラさえあればどんなレンズでも試すことができるのが最大の魅力。メーカー純正品だけにこだわらず様々なレンズを試してみましょう。今回紹介したcanonレンズをSONY のEマウントで使用する場合は下記のようなレンズアダプタを用意すればすぐに使うことができます。
その他のミラーレスでも、対応のマウントを噛ませば使えますので是非トライしてみてはいかがでしょうか?※ただ、電子接続がないのでオートフォーカスが効かなくなる点はご注意ください。
今回撮影したCanon 58mm F1.2は58mmという画角もちょうど扱いやすく、最近カメラを始めた方の2本目・3本目のレンズとしてもおすすめです。なかなか味わうことのできないF1.2の世界を是非試してみてはいかがでしょう。