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ぐるぐるボケで人気のオールドレンズ ヘリオス HELIOS 44M−2を作例と共に紹介!

私がSONYα7を購入して最初に買ったオールドレンズがこのヘリオス44−2でした。

流通量も比較的多く、これからオールドレンズを試してみたいという方にはまさに最適なレンズだと思います。今回はそんな入門にぴったりなヘリオスM44-2を実際に撮影した写真と共に、その魅力をご紹介したいと思います。

まずは外見ですが、黒くつやっとした金属ボディ・・・・無骨でカッコいい見た目だけで持ち歩きたくなるレンズです。

このレンズはドイツの名門 Carl Zeiss の Jena BIOTAR 58mm F2.0のコピーレンズとも言われており、製造はロシア(時代的にはソ連)製になります。

当然ながらヘリオス44-21(めんどくさいのでこの後はヘリオス)も58mm F2.0となっています。

年式や状態によっても価格はピンキリですが、下の通りECモールでもだいたいで1万円~2万円前後で入手が可能のようです。

室内での試し撮り

HELIOS 44M−2 F2

薄暗い部屋ですが、早速パシャりと撮ってみました。

ひな祭りもあったので、お雛様をパシャり。

絞りF2+フルサイズということが影響しているのでしょう、少々暗い場所でもほとんど手ブレの心配はいりません、またボケの具合もこんな感じです。

最短焦点距離は0.7mということで、そこまで寄れるという印象はありません。

室内の明るさを活かして再度解放で撮影してみました。ピントの合った場所の解像度は素晴らしく、とても古いレンズとは思えない描写です。

レースカーテンの光を背後に、観葉植物を適当に撮ってみました。全体的にふわっと柔らかい印象で、心地よさが写真から伝わってきます。

ぐるぐるボケで評価一変!被写体が際立つ優秀レンズ

続けて、屋外に連れ出して数枚写真を撮ってみることに!そして、このレンズがなぜ人気なのか?その理由が良く分かりました。

それがこちら!

HELIOS 44M−2 F2

背景がぐるぐるしてる!

背景が癖の強いボケ方をすることで、被写体の存在がより強調されています。

なんとも癖のある写真ですが、なんだろう・・・。すごく好きなテイストでした。

これは絞り開放で撮影することで誰でも簡単にこのような写真が撮影できます。まさしくこれからオールドレンズを試したいという方にお勧めのレンズです。

HELIOS 44M−2 F2

その後しばらく公園内でパシャパシャと撮りましたが、どの写真もどこか古めかしい、優しいタッチの写真がたくさん出てきました。この柔らかい描写がオールドレンズの最大の魅力で、一度体験してしまうともうレンズの沼からは抜け出すことができなくなるかもしれません。

ヘリオス(HELIOS)44M−2をミラーレスカメラで使用する方法

ここで少しレンズアダプターについても触れておこうと思います。

オールドレンズの場合、古い規格で設計(ヘリオスの場合、M42という単純なネジタイプ)されているため、SONYやNIKON等の最新のカメラにレンズを装着する際はマウントの変換アダプターを使わなければなりません。

マウントアダプターは良いものを・・と言われる方もいますが、僕個人としてはこちらのお手軽マウントアダプターを3つほど購入して複数台のレンズで使用しましたが「必要十分!」といった印象です。

お手持ちのカメラと対応するマウントアダプターを用意すれば、すぐにヘリオスで撮影ができます。このレンズを使えば、オールドレンズの底なしの魅力に気付くことになると思います!

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