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ロシアのオールドレンズJupiter-9 85mm F2(ジュピター9 )はポートレートに最適!作例を交えて紹介します

Jupiter-9 85mm F2は、かつてソビエト連邦(現在のロシア)で製造されたオールドレンズの1つです。このレンズは、ポートレート撮影に特化した85mmの焦点距離を持ち、F2の大口径を誇ります。以下では、Jupiter-9の歴史、特徴、レンズ構成について詳しく解説します。

歴史と製造

Jupiter-9は、1948年にソビエト連邦の光学企業であるLZOS(ЛЗОС)で製造が始まりました。このレンズは、ドイツのカール・ツァイス社が開発したゾナー光学系の設計を元にしており、ゾナー85mm F2と類似した光学設計を持っています。当初はカール・ツァイス社がドイツで生産していたコンタックスマウントのゾナー85mm F2と非常によく似ていたため、Jupiter-9はコンタックスマウント互換のソビエト製レンズとして登場しました。

ソビエト連邦の崩壊後も、Jupiter-9の製造は一部のロシアの光学企業で続けられました。また、一部の改良型が登場しましたが、基本的な光学設計はほぼ変わらず、古いカメラとの互換性を保ちながらも、現代のデジタルカメラにも使用できるようになりました。

マウントの形状はM42なので、こちらに適合したマウントアダプターを使えば、現在のデジタルカメラでの使用が可能になります。※下記は一例、SonyEマウント用のアダプターです。

特徴と使用シーン

Jupiter-9 85mm F2の特徴は、以下のようになります。

  1. ポートレート撮影に適した焦点距離:85mmの焦点距離は、ポートレート撮影に非常に適しています。被写体との距離を適切に取ることで、被写体を引き立たせるボケ味のある背景を作り出すことができます。
  2. 大口径F2:F2の大口径は、暗い場所や背景をぼかすなど、被写体を際立たせる効果を生み出します。また、光量が多く入るため、低照明条件下での撮影にも向いています。
  3. ソビエト製の独特なキャラクター:ソビエト製レンズは、ユニークな光学特性を持ち、特有の描写や色調をもたらすことがあります。これは、昔ながらの光学設計と製造技術によるもので、一部の写真家にとっては魅力的な要素となっています。

レンズ構成

Jupiter-9 85mm F2の光学構成は、通常以下のようなレイアウトです(ソビエト製以降のバージョンによって微妙な差異がある場合があります):

  • 焦点距離:85mm
  • 最大口径:F2
  • 最小口径:F22
  • レンズ構成:通常、6群7枚のレンズ構成(改良型では異なる場合があります)
  • 最短撮影距離:約1m
  • フィルターサイズ:通常、52mm

ただし、ソビエト製品は品質のばらつきがあるため、同じ型番でも製造時期によって微妙な差異があることがあります。

Jupiter-9 85mm F2は、ポートレートや背景をぼかしたり、被写体を際立たせたりするなど、創造的な撮影に向いているオールドレンズです。そのユニークな描写やキャラクターは、多くの写真家にとって愛されています。ただし、古いレンズであるため、中古市場での入手が一般的です。使用する際には、カメラのマウントとの互換性、動作状態、クリーニングなどを確認することが重要です。

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