小学校入学を控える小さなお子さんがいると入学までに色々と準備が必要になります。
中でも、学習机は「どこのメーカー?」「リビング?子供部屋?どこに置く?」「どのサイズがいい?」「デザインは?」と迷うことも多いはず。
ここでは私自身が子供の学習机を選んだ際のポイントを整理して書いてみたいと思います。
学習机のデザインについて
学習デスクのデザインとしては大きく分けて2つ。
➀子供が喜ぶ小学生専用の学習机
子供用の専用学習机は小学生の小さな体を想定して設計されているので、学習机に向かって勉強をする最初のきっかけを作るという点では最適な選択と言えます。
また、子供が喜ぶ可愛らしい・かっこいいデコレーションが施されているものもあり、お子さん自身も満足されるかもしれません。
一方で、子供の身体・精神年齢が大きく成長する過程で買い替えを検討しなければならないタイミングが来ることがデメリットと言えます。
➁大人になっても対応できる大人用学習机
一方、大人になっても対応できるデザインの机であれば子供の成長に合わせて買い換える必要がなくなります。また、最近ではリビングデスクなど、普段の生活空間にデスクを設置する家庭も増えていることから、部屋全体のテイストを阻害しないという点でも効果が期待できそうです。
適切な学習机のサイズ(横幅/奥行)について
人一人の作業に必要な横幅は60cm。
学習机では最低90cm以上は確保したい。
お客様の出入りが激しい飲食店のカウンターを設計する際、一般的にお客様一人当たりのスペースは
最低でもワイド600mmは確保しなければならないと言われています。幅60㎝というのが人が作業をする上での最低限の基準と考えてよいでしょう。
学習机の場合、目の前の作業(勉強)の他にもA4サイズの書類や参考書を手元に置いておくことを想定すると、+30㎝ほどの余裕が欲しいところ。
ですので学習机は最低でも横幅90cm以上は確保した方が良いと考えられます。
A4用紙の縦幅は約30cm。学習机では最低奥行40cm以上は確保したい。
頻繁に使用されるA4サイズの書類を考慮すると、最低でも40cm以上の奥行は確保したいもの
リビングに建付けのデスクを設置することが流行っているが、限られたスペースであっても奥行をしっかりと確保した設計をおすすめします。
これからの学習机に備えたい機能について
コロナウイルスによる緊急事態宣言を経て、小学生であってもタブレット・pcを使用したオンライン授業を取り入れる自治体が増えています。PCやタブレット等をデスクで使用することを想定しすると、コンセントが設置されているデスクを使用することをおすすめしたい。
おすすめの学習机 候補メーカーとシリーズ
ここからは学習机を実際に購入するまでに検討した学習机メーカーとシリーズを紹介したいと思います
コイズミ
創業はなんと1716年 (享保元年)とかなりの老舗である小泉産業グループの中で、古くから学習家具、書斎家具等の企画・開発・製造・販売を担うのがコイズミファニテック株式会社です。
ビーノ
ビーノは必要なアイテムを自由に組み合わせることで、ニーズに合わせたレイアウトが可能になるシリーズです。また、メーカー公式ホームページにもキーワードとして「中学生」「高校生」「おしゃれ」とあるように長く飽きのこないシンプルなデザインが特徴。木材には高級感のある天然ナラ材が使用されており、家具屋さんで実際に実物を見てみても木目の美しさが際立っていた印象です。また、脚下にコンセントが2口設置されるため、タブレットやpc利用も快適に行えます。
カリモク家具
1940年創業の日本最大級の家具老舗メーカーです。創業時は木材を加工する「木工所」からスタートしたようで、今でも木工職人の高い技術力がひかる、職人気質の家具メーカーです。
Pure nature(ピュアナチュール)
独特な脚の形(kライン)が特徴の個性派デスク。
デスクに座る際の導線を邪魔しないように設計されているため、小さなお子さんでも机に向かう習慣がとても自然に身につきそうです。また脚の形は丸形と四角形を選べるようになっており、好みによってデザインを変えることができるのも魅力。素材も天然木を使用しているため質感もとても良いです。
関家具
室町時代から続く家具の生産地、福岡県大川市にある家具の総合商社。全国の家具店やインテリアショップ、通販会社などへの一般家庭向け家具の卸販売をはじめ、関家具大川本店やCRASHGATEなどの店舗運営も行なっている家具屋さんです。豊かな暮らしをする生活空間を提供するため、特徴に合わせて様々なブランドを展開。おしゃれな家具を多数揃えている印象です。
nora ノラ andg コットン
バーチ材のオイル塗装仕上げで、木の優しい風合いと特徴的な脚が魅力のデスク。子供の学習デスクから、大人のパソコンデスクまで、用途によって幅広く使えるため、リビングなどにも置ける飽きのこないデザイン。
ニトリ
「お値段以上」のキャッチフレーズで知られる通り、誰もが気軽に買うことができる価格設定でありながら品質や機能面を徹底的に追求する大手家具メーカー。商品の企画や原材料の調達から、製造・物流・販売に至るまでの一連の過程を、中間コストを極力削減しながらグループ全体でプロデュースすることで価格と品質を両立しているようです。
ライト付きデスク(リビオ)
学習机の定番デザインを踏襲したような「これぞ学習机!」と言ったデザイン。
ホワイトウォッシュのような可愛らしいデザインからミドルブラウンのように落ち着いたデザインまで展開。さらにワゴンの持ち手と上段の背板の色を表裏で変えることができるため成長に合わせてデザインを変更できるのが嬉しい。
我が家が選択した学習机はこちら

数ある学習デスクの中で、我が家が最終的に選択したデスクは「リビングから見える位置にデスクを置きたい。」「買い換えは考えない」「pcの活用を考慮したい」という理由からkoizumiの【ビーノ】にしました。
横幅は120cmとシリーズの中でも一番大きいサイズを選択。足もとには複数のコンセントが設置されており、タブレットの充電が非常にしやすいのも購入の決め手でした。購入から1年経ちましたが、やはりデスクは広い方が良いように思いました。
魅力的なデスクは他にもたくさん。皆様にとって最適なデスクが見つかるといいですね。